キャッシュフローゲームというものに参加してきた。
場所は、都内某所のタワーマンションの貸し会議室。タワーマンションでは、入居者の共用施設として、かなり立派な会議室やゲストルーム、パーティールームなどが借りることができるのだ。その分、管理費などは高い。
僕は今回がタワーマンションといった部類に入るのが初めてだったんだけど、あれは感動したわ。豪華なエントランスに、瀟洒な内装、高そうなソファがポツポツ置いてある。まじで憧れる。ちなみ買うとしたら6,000万円前後だ。僕の年収があと200万円くらい多く、かつ総合職として働いている妻がいたら買えたかもしれない。
さて、キャッシュフローゲームとは何か?
まぁ簡単に言えば、人生ゲーム?モノポリー?みたいな感じ。スゴロク形式で収入・支出・投資などを繰り返してお金を増やしていき、最終的に自分の夢をかなえたら(そのマスに止まってお金を払えば)アガリとなる。Amazonで約2万円で売られていて、今回の参加費が数百円。2回目以降は特に楽しく無さそうなので、その点では参加して良かった。
このゲームはロバート・キヨサキの金持ち父さん~などが元になっている。だから目的としては、お金に働かせて(不労所得)、ラットレースから抜け出し、夢を叶えようぜ!になる。
参加者はまずラットレースというところをグルグルまわる。そこには主に収入・支出・機会のマスがあって、そこでいろんなイベント(主に投資)をこなし、不労所得での収入が支出を上回ればそのラットレースのコースを抜け出し、名前忘れたけど単なる楽勝コースへ成り上がることができる。楽勝コースでは本当にただサイコロを振るだけの楽勝具合なので、このゲームのメインはこのラットレースのコースをいかに早く抜け出すか、ってところになる。
このラットレースは、"収入"のマスに止まっているだけは絶対に抜け出すことはできず、必ず"機会"のマスに止まってリスクテーク(投資)していく必要がある。そこでカードを引き、いろいろな取引をする。
そこでは、株式投資や、事業への投資、不動産への投資がある。それぞれのカードには取得価額やその後の目安の売却価格、生み出すキャッシュフローなどが書かれている。取得する際に手持ちのキャッシュが足りないときは銀行から借り入れもできる(利率10%)。そうして手持ちのP/L、B/Sを変化させ、不労所得が支出を上回れば無事ラットレースから抜け出せるのだ。その後はイージーモードだから割愛。
ゲームとしては楽しかった。僕は順位でいうと7人中3位くらいだったろうか。簿記2級の知識が役立った。
以下、ゲームについての感想。
■良かったところ。
▽P/L、B/S思考
全員が毎月キッチリやっていく必要はないが、毎年1回は棚卸し的に紙に書き出したほうがいいと思う。現状把握もそうだけど、数年後はこういうB/Sしたいとか、ライフプランとか。あとは老後のP/Lのシミュレーションも大事だと思う。
▽リスクテークしないとラットレースからは抜け出せない
収支をガラッと変えていくにはリスクテークは必須だ。
■悪かったところ。ん?て思ったところ。
▽リスクが少ない
投資のカードには条件がいろいろ書いてあるのだが、ちょこっと考えればほとんどがノーリスクだ。いい投資条件だったら銀行から多く借金してもまったく不安もないし、悪い案件も簡単に判別でき即スルーすればいいだけだ。ただ現実では、現状の利回りが将来もつづくかどうかも不明だし、株価、不動産の価格だってどうなるかわからない。またこのゲームでは事業への投資が一番利回りがいいのだが、これも解せない。世の中、つぶれる会社(特に飲食店)とかけっこう多いじゃん。現実世界でのリスクテークは平民にはだいぶハードルが高いのだ。
▽現実では最初からラットレースを抜け出している人たちがいる
このゲームでは参加者全員がラットレースからのスタートであったが、現実世界では生まれた時からラットレースを抜け出している人たちがいる。んでラットレースの抜け方も1代で完全に抜けるといった状態になるには、事業興して大成功するくらいしかないんではなかろうかと、思っている。平民ラットレーススタートな人たちは、無理にリスクテークしないでも、そこそこ楽しみつつ、損しないといったところを第一優先にして賢く生きていくのが良いのではと考えている。ピケティ。
▽現在の職業の所得が増えない
お金は投資でしか増えないようだ。我々ホワイトカラーのサラリーマンは、日々知識を増やし、スキルを磨き、上司と酒を飲み、給料を上げていく。不動産とか事業ではないが、自分への投資を行って生産性を上げキャッシュフローを上げていく。我々、平民の自分への投資っていう観点がないのが少し残念だった。
とりあえず不労所得を得て、ラットレースを抜け出そうっていうメッセージはわかった。
でも僕には、橘玲の「臆病者のための億万長者入門」くらいのスタンスが一番いいかな。
ここまでがゲームの話(長くなってしまった…)。
さて参加していた人たちについて。
メンバーの構成としては、やや可愛い系の女の子と、爽やか系の男(主催者側)と、イケてない男(僕含む)、の3タイプがいた。グルがどこまでで、カモがどこまでかの線引きが難しかったが、イケてない男たちはとりあえず全員カモだろう。勧誘されている方の可愛い女の子は、きっと今後イケてない男を釣るための餌として狩っていたのかもしれない。どうしようもないブスはゼロ。
グル(導師)の女は誰かはわかった。僕を呼んでくれたパーティー女子(巨乳)を含め、グル側の人間が口を揃えて「○○さんはまじでスゴいんだ」と褒め称えていたからだ。ただその導師が何をやっているのかは今日の段階では全くわからなかった。とりあえず一般企業からは20代後半には独立し、既にラットレースからは抜け出し、そしてこのタワマンに住んでいる、ってことは把握した。顔は普通にキレイな感じだが、取り立てて美人でもない。身なりも普通。おっぱいも普通。何がどうスゴいんだよ?!
このゲーム中に僕が違和感を感じたのが、みんながみんなポジティブなのである。ディスりとかが一切ない。主催者側が意図的にそういった雰囲気を作っているように思う。僕らカモ軍団はその作られた空気にただ合わすだけ。非常に居心地が悪い。
扇動とまではいかないが、「ラットレースから抜け出そう」「不労所得を増やそう」といったフレーズが頻繁に出てきて、そういう思考を植えつけられているような気がした。
僕はネットワークビジネスの勧誘だと思って参加しているから、けっこう見方にバイアスがかかっていたのかもしれない。彼らは根っからのポジティブ人間で、ただのハッピーな人たちかもしれない。その場合は、本当にゴメンナサイ、だ。
とりあえずポジティブすぎてなんかツラかった。
例えると、砂糖をただただ食わされている感じ。甘いだけ。甘味だけでは美味しいとは感じない。やっぱり苦味や酸味などいろいろな味があって初めて美味しいって思える。僕が楽しいと思うのは、苦味が酸味が強いけど、ほんのり甘味や旨味を感じられる友達と遊んでいるほうが楽しい(美味しい)。彼らはただただ甘い。
気持ち悪い。
さて。
帰りしなに会場となったのはマンションの名前を検索してみると、高級賃貸マンションと出てきた。"分譲"ではなく"賃貸"。家賃は1LDKでさえ20万円強はかかるみたいだ。
なぜ、あれだけ支出を嫌い、資産を増やすことを是とする彼女が賃貸マンションに住んでいるのだ?
それは、彼女はフローな取得(直近は不労所得に見えるけども?)は多いかもしれないが所詮、自営業。長期・安定して稼ぐ信用がないから銀行から長期低金利の住宅ローンの借り入れができず、毎月多くの支出を払い賃貸に住まざるを得ないのではないか。
あ、オフィスとして借りて経費計上しているのかな?それならアリだ!
※この話はフィクションです
場所は、都内某所のタワーマンションの貸し会議室。タワーマンションでは、入居者の共用施設として、かなり立派な会議室やゲストルーム、パーティールームなどが借りることができるのだ。その分、管理費などは高い。
僕は今回がタワーマンションといった部類に入るのが初めてだったんだけど、あれは感動したわ。豪華なエントランスに、瀟洒な内装、高そうなソファがポツポツ置いてある。まじで憧れる。ちなみ買うとしたら6,000万円前後だ。僕の年収があと200万円くらい多く、かつ総合職として働いている妻がいたら買えたかもしれない。
さて、キャッシュフローゲームとは何か?
まぁ簡単に言えば、人生ゲーム?モノポリー?みたいな感じ。スゴロク形式で収入・支出・投資などを繰り返してお金を増やしていき、最終的に自分の夢をかなえたら(そのマスに止まってお金を払えば)アガリとなる。Amazonで約2万円で売られていて、今回の参加費が数百円。2回目以降は特に楽しく無さそうなので、その点では参加して良かった。
このゲームはロバート・キヨサキの金持ち父さん~などが元になっている。だから目的としては、お金に働かせて(不労所得)、ラットレースから抜け出し、夢を叶えようぜ!になる。
参加者はまずラットレースというところをグルグルまわる。そこには主に収入・支出・機会のマスがあって、そこでいろんなイベント(主に投資)をこなし、不労所得での収入が支出を上回ればそのラットレースのコースを抜け出し、名前忘れたけど単なる楽勝コースへ成り上がることができる。楽勝コースでは本当にただサイコロを振るだけの楽勝具合なので、このゲームのメインはこのラットレースのコースをいかに早く抜け出すか、ってところになる。
このラットレースは、"収入"のマスに止まっているだけは絶対に抜け出すことはできず、必ず"機会"のマスに止まってリスクテーク(投資)していく必要がある。そこでカードを引き、いろいろな取引をする。
そこでは、株式投資や、事業への投資、不動産への投資がある。それぞれのカードには取得価額やその後の目安の売却価格、生み出すキャッシュフローなどが書かれている。取得する際に手持ちのキャッシュが足りないときは銀行から借り入れもできる(利率10%)。そうして手持ちのP/L、B/Sを変化させ、不労所得が支出を上回れば無事ラットレースから抜け出せるのだ。その後はイージーモードだから割愛。
ゲームとしては楽しかった。僕は順位でいうと7人中3位くらいだったろうか。簿記2級の知識が役立った。
以下、ゲームについての感想。
■良かったところ。
▽P/L、B/S思考
全員が毎月キッチリやっていく必要はないが、毎年1回は棚卸し的に紙に書き出したほうがいいと思う。現状把握もそうだけど、数年後はこういうB/Sしたいとか、ライフプランとか。あとは老後のP/Lのシミュレーションも大事だと思う。
▽リスクテークしないとラットレースからは抜け出せない
収支をガラッと変えていくにはリスクテークは必須だ。
■悪かったところ。ん?て思ったところ。
▽リスクが少ない
投資のカードには条件がいろいろ書いてあるのだが、ちょこっと考えればほとんどがノーリスクだ。いい投資条件だったら銀行から多く借金してもまったく不安もないし、悪い案件も簡単に判別でき即スルーすればいいだけだ。ただ現実では、現状の利回りが将来もつづくかどうかも不明だし、株価、不動産の価格だってどうなるかわからない。またこのゲームでは事業への投資が一番利回りがいいのだが、これも解せない。世の中、つぶれる会社(特に飲食店)とかけっこう多いじゃん。現実世界でのリスクテークは平民にはだいぶハードルが高いのだ。
▽現実では最初からラットレースを抜け出している人たちがいる
このゲームでは参加者全員がラットレースからのスタートであったが、現実世界では生まれた時からラットレースを抜け出している人たちがいる。んでラットレースの抜け方も1代で完全に抜けるといった状態になるには、事業興して大成功するくらいしかないんではなかろうかと、思っている。平民ラットレーススタートな人たちは、無理にリスクテークしないでも、そこそこ楽しみつつ、損しないといったところを第一優先にして賢く生きていくのが良いのではと考えている。ピケティ。
▽現在の職業の所得が増えない
お金は投資でしか増えないようだ。我々ホワイトカラーのサラリーマンは、日々知識を増やし、スキルを磨き、上司と酒を飲み、給料を上げていく。不動産とか事業ではないが、自分への投資を行って生産性を上げキャッシュフローを上げていく。我々、平民の自分への投資っていう観点がないのが少し残念だった。
とりあえず不労所得を得て、ラットレースを抜け出そうっていうメッセージはわかった。
でも僕には、橘玲の「臆病者のための億万長者入門」くらいのスタンスが一番いいかな。
ここまでがゲームの話(長くなってしまった…)。
さて参加していた人たちについて。
メンバーの構成としては、やや可愛い系の女の子と、爽やか系の男(主催者側)と、イケてない男(僕含む)、の3タイプがいた。グルがどこまでで、カモがどこまでかの線引きが難しかったが、イケてない男たちはとりあえず全員カモだろう。勧誘されている方の可愛い女の子は、きっと今後イケてない男を釣るための餌として狩っていたのかもしれない。どうしようもないブスはゼロ。
グル(導師)の女は誰かはわかった。僕を呼んでくれたパーティー女子(巨乳)を含め、グル側の人間が口を揃えて「○○さんはまじでスゴいんだ」と褒め称えていたからだ。ただその導師が何をやっているのかは今日の段階では全くわからなかった。とりあえず一般企業からは20代後半には独立し、既にラットレースからは抜け出し、そしてこのタワマンに住んでいる、ってことは把握した。顔は普通にキレイな感じだが、取り立てて美人でもない。身なりも普通。おっぱいも普通。何がどうスゴいんだよ?!
このゲーム中に僕が違和感を感じたのが、みんながみんなポジティブなのである。ディスりとかが一切ない。主催者側が意図的にそういった雰囲気を作っているように思う。僕らカモ軍団はその作られた空気にただ合わすだけ。非常に居心地が悪い。
扇動とまではいかないが、「ラットレースから抜け出そう」「不労所得を増やそう」といったフレーズが頻繁に出てきて、そういう思考を植えつけられているような気がした。
僕はネットワークビジネスの勧誘だと思って参加しているから、けっこう見方にバイアスがかかっていたのかもしれない。彼らは根っからのポジティブ人間で、ただのハッピーな人たちかもしれない。その場合は、本当にゴメンナサイ、だ。
とりあえずポジティブすぎてなんかツラかった。
例えると、砂糖をただただ食わされている感じ。甘いだけ。甘味だけでは美味しいとは感じない。やっぱり苦味や酸味などいろいろな味があって初めて美味しいって思える。僕が楽しいと思うのは、苦味が酸味が強いけど、ほんのり甘味や旨味を感じられる友達と遊んでいるほうが楽しい(美味しい)。彼らはただただ甘い。
気持ち悪い。
さて。
帰りしなに会場となったのはマンションの名前を検索してみると、高級賃貸マンションと出てきた。"分譲"ではなく"賃貸"。家賃は1LDKでさえ20万円強はかかるみたいだ。
なぜ、あれだけ支出を嫌い、資産を増やすことを是とする彼女が賃貸マンションに住んでいるのだ?
それは、彼女はフローな取得(直近は不労所得に見えるけども?)は多いかもしれないが所詮、自営業。長期・安定して稼ぐ信用がないから銀行から長期低金利の住宅ローンの借り入れができず、毎月多くの支出を払い賃貸に住まざるを得ないのではないか。
あとなぜタワマンじゃないといけないのか?
それは与沢翼の世界と一緒だからだ。不労所得といっても、それはネットワークビジネスだから自分の下の子たちが働いてくれることが前提だ。子どもたちの働きが止まるとキャッシュフローも止まる。だから親である彼女は、タワマンといったような夢などを見せ、子どもたちにモチベーションを与え続けないといけない。でも夢を見せ続けるってのも、けっこうシンドイんじゃ、働いているのと一緒なんじゃ、って僕は思う。
グル(導師)も実はまだラットレースから抜け出せていないのではないか?そんな妄想をしてしまっている。
あ、オフィスとして借りて経費計上しているのかな?それならアリだ!
※この話はフィクションです